【簿記2級】商業簿記と工業簿記はどっちから勉強すべき?【おすすめの順番を紹介】
- 商業簿記と工業簿記の違いは?
- どっちから勉強を進めるべき?
- おすすめの学習順を知りたい
そんな声にお応えします。
- 知識ゼロから簿記を取得
・簿記の知識ゼロで社会人突入(IT企業)
・経理システムを扱う部署に配属
・必要に迫られ簿記2級まで取得 - 簿記と節約が学べるメディア『ししログ』運営
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先日私は以下投稿をしました。
簿記2級を勉強し始めた時、工業簿記と商業簿記でテキストが分かれてるの?って思いました。
— ししとう@簿記×倹約×ライティング (@shishito9) November 3, 2021
だからこそどっちから勉強すべきか悩まされる。
簿記3級からの延長組はそのまま商業簿記からしがちだけれどもおすすめは工業簿記からすること。
範囲が変わらない工業簿記は早めに抑えておきたい。
簿記2級を勉強し始めた時、工業簿記と商業簿記でテキストが分かれてるの?って思いました。 だからこそどっちから勉強すべきか悩まされる。 簿記3級からの延長組はそのまま商業簿記からしがちだけれどもおすすめは工業簿記からすること。 範囲が変わらない工業簿記は早めに抑えておきたい。
上記投稿にある通り、簿記2級は工業簿記から学習を進めるのがおすすめ です。
結論は出ていますが、今回はこの内容を深堀していきます。
本記事を読めばなぜ工業簿記から勉強を進めるべきかとそれぞれの学習方法がよくわかります!
【簿記2級】商業簿記と工業簿記の違いとは
簿記2級からは商業簿記だけでなく、工業簿記も加わります。
ここで改めて商業簿記と工業簿記の違いについて解説します。簡単に違いをまとめると下記の通りです。
ではもう少し細かく違いについて解説します。
商業簿記について
商業簿記とは商品の売買取引に対する簿記です。
売上100円をクレジット払いで販売した。その仕訳を答えよ。
上記のような問題が商業簿記に分類されますが、これは3級で学んだことの延長ですね。
簿記3級から追加される範囲は以下の通りです。
- 有価証券
- 債務の保証
- 無形固定資産
- 投資その他の資産
- リース取引
- 外貨建取引
- 税効果会計
- 未決算
- 資本剰余金
- 会社の合併
- 本支店会計
- 連結会計
上記の分野が簿記2級から新たに登場します。
複雑な分野ばかりなので舐めていると痛い目に合います。
追加される範囲についての詳細は以下サイトを参考にしてください。
工業簿記について
工業簿記とは製品の製造に対する簿記です。
1kg当たり50円で購入した材料を800kg製品Aを製造するために消費した。その仕訳を答えよ。
取引を記帳するという面では商業簿記と変わらないのですが、原価の部分にフォーカス した内容となっています。
「原価なんてただの仕入値じゃないの?」という訳にはいかず、複数の材料を使った製造に対して過程・結果を簿記のルールに乗っ取って求めるのが工業簿記 になります。
そのため、消防簿記よりも数字の計算が複雑になり、苦手な人はとことん苦手な分野になります。
工業簿記があるから理系文系で差が出ると言われるんですよね。。
理系文系と簿記の関係について気になる方は以下記事を参考にしてください。
試験における商業簿記/工業簿記の違いについて
商業簿記と工業簿記の違いについてご理解いただけたところで実際の試験における両者の違いに触れていきましょう。
勘定科目などの大きな違いはありますが、大きな違いとしては以下の2点です。
商業簿記/工業簿記の違い
商業簿記 | 工業簿記 | |
---|---|---|
試験範囲の広さ | 広くて浅い | 狭くて深い |
点数配分 | 60点 | 40点 |
これらの特徴を把握して学習に取り組むといいでしょう!
どっちから勉強を始めればいいの?
ここからが本題です。
私は先日以下ツイートをしました。
簿記2級を勉強し始めた時、工業簿記と商業簿記でテキストが分かれてるの?って思いました。
— ししとう@簿記×倹約×ライティング (@shishito9) November 3, 2021
だからこそどっちから勉強すべきか悩まされる。
簿記3級からの延長組はそのまま商業簿記からしがちだけれどもおすすめは工業簿記からすること。
範囲が変わらない工業簿記は早めに抑えておきたい。
簿記2級を勉強し始めた時、工業簿記と商業簿記でテキストが分かれてるの?って思いました。 だからこそどっちから勉強すべきか悩まされる。 簿記3級からの延長組はそのまま商業簿記からしがちだけれどもおすすめは工業簿記からすること。 範囲が変わらない工業簿記は早めに抑えておきたい。
上記ツイートを深堀して”工業簿記から勉強すべき理由”について解説していきます。
工業簿記から始めるべき理由
工業簿記から勉強すべき理由は以下の通り。
- 試験範囲が変わらない
- 試験範囲が狭い
- 試験問題のバリエーションが少ない
上記工業簿記の特徴を逆手にとって40点満点を狙います。
広くて浅い商業簿記よりも狭くて深い工業簿記で満点を狙う方が簡単です。
私は商業簿記が苦手だったため、工業簿記を優先して勉強していました。
その結果、工業簿記で満点を取ることができました!
満点でなくても9割(36点)獲得することができれば、商業簿記は6割程度で合格点に到達することができるため、余裕が生まれます。
試験範囲がコロコロ変わる商業簿記でも6割程度であれば順当に勉強していれば安定して取得できます。
もちろん、勉強にはバランスが大事なので工業簿記で安定して点数が取れるようになれば商業簿記の勉強に入りましょう。
工業簿記から学ぶ際の注意事項
工業簿記から学ぶべき前提として
- 簿記3級を取得している
- 簿記3級を学んだことがある
必要があります。
というのも簿記3級の基礎知識は簿記2級では必須の知識です。簿記3級の学習がまだの人は面倒かもしれませんが、簿記3級で基礎を学んでから工業簿記の学習に進むことをおすすめします。実はこれが一番効率がよかったりもします。
簿記スクールでは3級を学んでいない人向けの2級取得コースもあるのでより効率さを求めるのであれば通信講座もおすすめです。
それぞれの勉強方法について
勉強方法のコツは以下の通りです。
商業簿記/工業簿記の勉強のコツ
商業簿記 | 工業簿記 | |
---|---|---|
勉強方法 | 仕訳を暗記する | 解き方(計算方法)を覚える |
目標 | 40点くらいを目指す | 満点を狙う |
商業簿記の学習ポイント
商業簿記は連結会計や本支店会計など複雑な分野が多く出題されます。
しかし、商業簿記の基本は仕訳であることに変わりません。
商業簿記攻略のポイントは「文章を読む」⇒「文章から仕訳を連想する」がスムーズにできるかどうかです。
全ての問題を一度仕訳に変換してしまいましょう。難易度が高いですが、仕訳へ変換する習慣が身につけば仕訳問題に対して抵抗がゼロになります。
思い切って「この場合はこの仕訳」と丸暗記するのもアリですね。
特に連結会計は理屈を考えていると試験に間に合いません。なぜそうなるのかに時間がかかりそうなら丸暗記作戦で行きましょう!
商業簿記は40点以上取れたら十分!
商業簿記は範囲が広いため無理して満点を狙う必要はありません。
しかも、範囲が広いうえに問題のバリエーションが豊富なため、限られた勉強時間で商業簿記の満点を狙うのであれば丸暗記作戦ではなく理屈から理解して解く必要があります。
そんなん無理!という方がほとんどかと思いますので、40点程度を安定して狙えるレベルを目指しましょう。
後ろには得点源の工業簿記が控えているので大丈夫です!
工業簿記の学習ポイント
工業簿記は問題演習に慣れることが大事です。
問題のバリエーションが少ないため、過去問の数字が変わっただけの問題が出題されることがほとんどです。
出題パターンを押さえることが工業簿記で満点を取るポイントになります!
工業簿記に限っては過去問または予想問題集を最低5回分は解いておきましょう。5回分解くことですべてのパターンを網羅することができます。
範囲が狭いため、解き方さえ覚えてしまえばどんな過去問にも活かせる知識が身につくことは勉強するモチベーションを上げてくれます!
工業簿記は問題のバリエーションが少なく、試験範囲も限定的のため満点を狙えます。
というより満点を狙える知識がないと簿記2級に合格することが難しいでしょう。
そのため、丸暗記作戦ではなく本質を理解して出題パターンから回答を導き出すことをしてください。
範囲が狭いからこそできる方法です。
効率よく取得したいなら簿記スクール
簿記2級を効率よく取得したいなら資格スクールに頼ること以上の勉強方法はありません。
私の周りで資格スクールで取得した方は「スクールで思ったよりも早く取れた!」と口を揃えて言っています!
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商業簿記と工業簿記はどっちから勉強すべき?|まとめ
今回は商業簿記と工業簿記の違いとどっちから勉強すべきかについて紹介しました。
結論:工業簿記から勉強すべき
ということが分かりましたね。
もちろん人それぞれ好みは分かれるかと思いますが、多くの人が実践している方法であることは間違いありません。
ぜひ、試してみてください!