簿記2級に独学合格するためのコツとは【初心者の私が試した勉強方法8の手順】
- 簿記2級は独学で勉強すれば合格できる?
- 合格するための勉強方法のコツ知りたい
- 簿記2級を取得するメリットとは
そんな声にお応えします。
- 知識ゼロから簿記を取得
・簿記の知識ゼロで社会人突入(IT企業)
・経理システムを扱う部署に配属
・必要に迫られ簿記2級まで取得 - 簿記と節約が学べるメディア『ししログ』運営
・20代で資産1,000万円達成
・節約×簿記で資産運用
・簿記を取得後の活かし方を発信
簿記2級の合格証書を載せておきますね。
簿記2級を独学で取得するには覚悟が必要です。勉強方法を間違ってしまうといつまで経っても合格することができない。。なんてことが起きます。
本記事では独学で簿記2級に合格した私が 独学で合格するためのコツと勉強方法 を紹介します。
勉強方法をどうすべきか考える前に、まずはこの記事を参考にして簿記の勉強をすることをおすすめします。
僕が実際に合格した手順を勉強時間ごとに書いているので参考になりますよ!
ネット試験でも使える方法なのでぜひご覧ください!
簿記おすすめ記事
✅簿記3級・2級のネット試験(CBT方式)対策とは【難易度や出題形式も紹介】
✅【簿記漫画おすすめ4選】初心者必見!無料で読む方法教えます!
✅【簿記×動画=合格!】おすすめYouTubeチャンネル7選【初心者必見】
独学で簿記2級の合格を目指す前に確認すべきこと
独学で簿記2級の合格を目指す前に簿記2級の基本情報は把握しておかなければいけません。
簿記2級の基本情報
簿記2級の基本情報は以下の通りです。
試験期間(統一試験) | 2月/6月/11月の年3回 |
試験期間(ネット試験) | 都度 |
試験範囲 | 商業簿記、工業簿記 |
試験費用 | 4,720円(ネット試験の場合550円の手数料発生) |
試験時間 | 90分 |
合格点 | 70点以上 |
合格率 | 25%前後 |
独学のメリット・デメリットを理解する
簿記は独学で学習することのメリット・デメリットがあります。
- 合格まで時間がかかる可能性がある
- 理解が不十分のまま勉強が進む可能性がある
- 学習スケジュールが自分次第
独学で資格勉強するのは上記のデメリットを把握する必要があります。
「テキストを買うまでがモチベーションのピークだった。。」みたいなことは避けましょう。
デメリットも理解しつつ、以下メリットもあるので独学派が多いのも事実です。
- 費用を抑えることができる
- 自分のペースで学習を進めることができる
- 勉強場所を選ばない
メリットデメリットを把握していると、学習するモチベーションにも繋がるので知っておいて損はありません。
「独学だと勉強が不安だ。。」という方はスクールを検討してみてもいいかもしれません。
クレアールならキャンペーンで30%オフ
無料で「クレアール」資料を請求する※無料資料の請求には講義DVDが付いてくるため、講義内容を事前にチェックすることができます。最終的にスクールを利用しなくとも参考になるDVDなので興味がある人もどうぞ。
「クレアールについてもっと知りたい!」という方は以下記事もおすすめです。
3級との違いを理解する
簿記2級は「商業簿記」に加えて新たに「工業簿記」が試験範囲に加わります。
その比率も商業簿記60点、工業簿記40点とないがしろにできない配分です。
各分野の特徴としては
- 商業簿記は理系が苦手
- 工業簿記は文系が苦手
と言われています。
私は理系でしたが、確かに工業簿記はすんなり習得することができました。
独学ではなかなか理解しづらい範囲があるため、時間をかけること前提で独学勉強に臨みましょう!
簿記2級に合格するための勉強方法
私が実践した独学で簿記に合格するための手順は以下の通り。
- 参考書を購入
- 簿記3級の復習
- 工業簿記のテキストインプット
- 商業簿記のテキストインプット
- 飽きたらアプリやサイトで気晴らし
- 章末問題や難しかった箇所に再度チャレンジ
- 2時間計って過去問・予想問題にチャレンジ
- 気になる仕訳を最終チェック
順番に解説します。
①参考書を購入
まずは参考書がないと勉強できません。
参考書はたくさんありますが、ここでは私が購入した参考書をピックアップしておきます。
「日商簿記2級みんなが欲しかった!やさしすぎる解き方の本」は少し大きいため、移動中に読めるコンパクトな参考書も欲しくなり、「究極の仕訳集」も購入しました。
テキストは以下の理由から最新のものを購入しましょう。
- 出題範囲の変更が頻繁に行われるから
- 中古だと解答用紙が使われていることが多いから
テキスト選びに迷ったら私が購入したものと同じものでも大丈夫です!
以下記事では簿記2級おすすめのテキストを紹介しています。
②簿記3級の復習
テキストが揃うと簿記3級の学習から始めます。
簿記3級の学習をやめる基準は『簿記3級の過去問で60点が取れるかどうか』で判断するといいでしょう。
簿記2級に合格する人たちは簿記3級なら満点を取れるくらい知識が備わっています。
まずは簿記2級に挑戦する前に簿記3級の知識を蓄えましょう!
③工業簿記のテキストインプット
簿記2級の学習では 工業簿記から始めること が合格するためのポイントです。
- 40点満点
- 出題範囲が狭い
- 出題範囲が変わらない
工業簿記は商業簿記とは異なり、範囲がコロコロと変わりません。
つまり、上記特徴から工業簿記は満点が狙いやすいということになります。
イメージしづらい範囲ではありますが、表を埋めていくような問題が多いため、対策すると満点は狙えます!
私は工業簿記で満点を取ることができました!
商業簿記よりも工業簿記の方が得点しやすいため優先的に勉強をするといいでしょう。
以下記事では工業簿記と商業簿記の勉強順について詳しく紹介しています。
④商業簿記のテキストインプット
次に商業簿記の学習です。
商業簿記の勉強のコツは以下の2つです。
- ひたすら仕訳を解きまくる
- 難しい論点の暗記
根性論に聞こえますが、難易度の高い問題が多い ため、どうしても時間がかかってしまうのが現状です。
特に2017年の出題範囲の改定により、簿記1級から簿記2級に追加された範囲が簿記2級受験者を苦しめています。
- 連結会計
- 製造業会計
- 税効果会計
簿記は本質を理解していたとしても科目をどう適切に使うかは暗記に頼るしかないので、まずは仕訳を頭に叩き込みましょう!
一度間違えた仕訳はメモしておき、しっかり復習しましょう!
⑤飽きたらアプリやサイトで気晴らし
同じテキストばっかりだと飽きてきますよね。
テキストに飽きたらアプリや無料のWEBサイトで仕訳問題などを解くと気晴らしになります。
アプリはパブロフ簿記がおすすめです。
無料で学べるサイトやアプリは簿記3級を対象とした問題が多いですが、2級も取り扱っているので気晴らしにおすすめです。
新しい問題に取り組むことで新たな弱点が分かったりするかもしれませんよ!
⑥章末問題や難しかった箇所に再度チャレンジ
参考書を1周終えてもまだ安心していられません。
間違えた問題に再度チャレンジします。
章末問題をもう一度解き、「完璧に理解したところ」と「まだ理解していないところ」に色分けするといいでしょう。
色分けをすることで、覚えているところを無駄に復習することなく効率よく勉強ができます。
次は過去問にチャレンジしますので、(試験に臨む気持ちで)最後の復習を行います。
過去問も数をこなす必要がありますので、ある程度キリがいいと判断したら早めに過去問に取り組みましょう!
⑦2時間計って過去問・予想問題にチャレンジ
いよいよ実践形式で問題を解いていきます。
予想問題や過去問を購入して早速解き始めましょう!
筆者おすすめの問題集
過去問よりも予想問題の方がいい理由
2021年6月より試験方式が変わったため、過去問の必要性がかなり薄れています。
というのも試験時間や出題形式の変更により、本試験では過去問と全く異なる時間配分で解く必要があるからです。
当ブログでは過去問には一切手を付けず、予想問題集を解く方法をおすすめしています。
上記テキストは的中率も高く、解説が一番わかりやすいため繰り返し解くと必ず力になります。
予想問題や過去問は以下の流れで解くといいでしょう。
本番の試験に臨んでいる状態にしましょう。
試験開始です。
回答が終わると答え合わせをして振り返りましょう。
10点くらいしか取れなければ過去問へのチャレンジは早すぎたためまた③に戻りましょう。
ですが、20点以上あればどの大問も基礎の基礎はわかっているレベルですのでどんどん過去問にチャレンジします。
間違えた問題はしっかりその場で解きなおしましょう!
解説を読んでるだけではダメですよ!
同じ問題を解く意味ってあるの?
同じ過去問や予想問題を何度も解く意味はあります。
なぜなら2回目に解いたからと言って満点を取れるわけではないからです。
満点を取れていない時点でまだわかっていない証拠。
何度も間違える問題があるからこそ苦手分野が分かってきます。
苦手分野の把握と知識の定着の2つの面で同じ問題を何度も解く意味はありますよね。
解いていく内に点数が上がってくるので自分の自信に繋がります!
⑧気になる仕訳を最終チェック
ここまでくれば試験当日まで残り僅かといったところでしょう。
直前を有意義に過ごすためには以下のリストからやることをおすすめします。
- 点数が低かった過去問・予想問題を解きなおす
- 苦手な仕訳を暗記する
- 間違えた章末問題を解きなおす
既に身についている仕訳にチャレンジする時間はもったいないので不安なところを順に解消していく時間に使いましょう。
ラストはいかに後悔なく試験に臨めるかやれるだけやりましょう!
初心者はこの通りマネるだけでいい
「こんな手順通りに勉強できないよ」という方は私が実践した日ごとのステップをお伝えしますのでマネするだけでも問題ありません。
- 簿記3級に自信がなければ3級から復習。
仕訳が理解できていれば2級の勉強はできます。 - 簿記2級は工業簿記から解きます。
テキストを2周以上は絶対。
問題が解けなかった箇所は番号などをメモっておきましょう。
試験前の復習で役に立ちます。 - 2週間が経つ頃には工業簿記がどんなものなのかの理解が進み、章末問題の正答率が上がっているでしょう。
工業簿記は試験パターンが限られているので、同じ問題を解きまくると解き方を覚えます。
ひたすら時間を掛けましょう。
⇒ここまでで約40時間
- 商業簿記の仕訳を解きまくります。
解き方はテキスト⇒アプリ⇒サイトと飽きたら勉強方法を変えるのがおすすめです。
勉強場所などによって変えるのもアリ。 - 最低でもテキスト2周は終わらせます。
- 難易度が高い連結会計などは過去問で散々やり込むので慌てずじっくり取り組みましょう。
⇒ここまでで計約60時間 ※今までの勉強含める
- 過去問/予想問題を最低10回分解きます。
2時間計って解き、採点を行います。
おそらくボロボロですが、落ち込む必要はありません。
間違えた問題の解説を読み、テキストでその論点の章末問題を解きます。
⇒この繰り返し - 残りの9回分も同じように解きます。
- 10回分解き終わり、まだまだ問題を解き足りなかったら一度解いた予想問題をもう一度解きましょう。
同じ過去問でも解く意味があります。
2回やっても満点は取れないからです。
⇒ここまでで計約120時間 ※今までの勉強含める
ここまで終われば試験まで残り2週間といったところでしょうか。
この1週間は苦手分野を中心に勉強する期間です。
章末問題、予想問題の苦手分野をピックアップして解いていきましょう。特に工業簿記でまだ苦手分野が残っている場合は優先的につぶします。
連結会計などまだまだ分からないとこだらけかもしれませんが、部分点でも10点くらい取れることがあります。
それよりもまずは工業簿記を確実に得点できる力を身に付けます。
⇒ここまでで計約140時間 ※今までの勉強含める
- 試験まで残り1週間。
不安なところを1つでも減らすための努力をしましょう。
問題に飽きたらWEBサイト上の問題を漁ってもいいでしょう。
⇒ここまでで計約160時間 ※今までの勉強含める
- 試験当日はリラックスしましょう。
- 不安なところだけ見直すのがいいです。
- 試験中は工業簿記から解くことをおすすめします。
自信のあるところから臨み、試験のペースをつかみましょう。
⇒勉強時間は裏切りません!試験頑張ってください!
以上、合格までの160時間勉強コースでした。
目安として1週間に20時間の勉強時間を確保するイメージです!
簿記2級は通信講座に通ってでも取得する価値がある
簿記3級を取得して満足していませんか?
簿記2級はかなりメリットがあるため通信講座に通ってでも取得する価値があります。
- 就活・転職に有利
- 一般的な仕訳でわからないところがほとんどなくなる
- 財務状況を分析できる
- 家計管理に活きてくる
3級も同じようなメリットですが、仕事に対する安心感が全然違います。
3級取得しても仕訳が苦手な人はいっぱいいますからね。
オススメ資格スクール;クレアール
2級のおすすめ資格スクールは断然クレアールです。
講義名 | 2級パック |
対象者 | 簿記3級修了者 |
料金 | 簿記3級修了者 |
割引適用後の料金 | 31,800円(40%オフ) |
オプション料金 | DVD:10,000円、答練資料:3,000円 |
キャンペーン期間に申し込みをするだけで40%も割引されます。
そのほか、クレアールの特徴としては以下の通りです。
- 50年以上の歴史のある会社
- 安心のサポート体制
- WEB講義はマルチデバイス対応
- 目標月から1年間の保証制度あり
スマホで学習できるため、移動中も難なく学ぶことができます!
資料を無料で請求することができるので試しに資料だけ見てもいいかもしれません。
クレアールならキャンペーンで30%オフ
無料で「クレアール」資料を請求する※無料資料の請求には講義DVDが付いてくるため、講義内容を事前にチェックすることができます。最終的にスクールを利用しなくとも参考になるDVDなので興味がある人もどうぞ。
【簿記2級】独学で合格するための勉強方法10の手順|まとめ
今回は簿記2級についておすすめの勉強方法を紹介しました。
- 参考書を購入
- 簿記3級の復習
- 工業簿記のテキストインプット
- 商業簿記のテキストインプット
- 飽きたらアプリやサイトで気晴らし
- 章末問題や難しかった箇所に再度チャレンジ\
- 2時間計って過去問・予想問題にチャレンジ
- 再度過去問・予想問題にチャレンジ
- 気になる仕訳を最終チェック
独学では難しいところもありますが、時間を掛ければ間違いなく合格することがができるとても有能な資格です。
ぜひ、挑戦し始めたら最後まであきらめずに合格を目指して頑張ってください!
簿記おすすめ記事
✅簿記3級・2級のネット試験(CBT方式)対策とは【難易度や出題形式も紹介】
✅【簿記漫画おすすめ4選】初心者必見!無料で読む方法教えます!
✅【簿記×動画=合格!】おすすめYouTubeチャンネル7選【初心者必見】