簿記3級勉強方法のコツと独学合格に必要なこと【私が実践した方法を開設!】
- 簿記3級に合格したい!
- 独学での合格って難しいかな?
- 合格するための勉強方法が知りたい
そんな声にお応えします。
- 知識ゼロから簿記を取得
・簿記の知識ゼロで社会人突入(IT企業)
・経理システムを扱う部署に配属
・必要に迫られ簿記2級まで取得 - 簿記と節約が学べるメディア『ししログ』運営
・20代で資産1,000万円達成
・節約×簿記で資産運用
・簿記を取得後の活かし方を発信
就職すると資格の勉強をおすすめされることが多いですが、簿記はその中でもダントツでおすすめされる資格です。
そんな簿記ですが、独学での勉強でも合格することができるのでしょうか?
✔結論:簿記3級は独学で合格することができます。
実際に私も独学で一発合格しました!
そこで今回は私が試した簿記3級に合格するまでのステップを事細かく解説していきます。
簿記3級に合格するための勉強方法手順
私が実践した独学で簿記に合格するための手順は以下の通り。
- 参考書を購入
- 仕訳について理解する
- 仕訳の章を1章ずつ進めていく
- 帳簿/決算問題を解く
- アプリorYouTubeで問題を解く
- 章末問題にチャレンジ
- 想問題に挑戦
- 再度予想問題にチャレンジ
- 気になる問題をチェック
順番に解説します。
①参考書を購入
まずは自分に合った参考書を購入しましょう。
- 初心者に優しいテキストか
- イラストの多さは適切か
- 解説が分かりやすいか
- 値段が適切か
ちなみに私は「イラスト豊富」「解説が丁寧」「値段がお手頃」の3つを意識して以下のテキストを選びました!
筆者おすすめテキスト
全く簿記の知識がない初心者の方向けに豊富なイラストで丁寧に解説してくれています。
中身を知りたい方はBOOKSTOREで立ち読みができるので覗いてみるといいでしょう。
簿記は出題範囲や出題形式が頻繁に変更されるため、テキストは最新のものを購入することをおすすめします。
テキストは1冊を何度もやり込むべし
簿記3級は簿記2級に比べて出題範囲が狭く、ワンパターンな問題が多いため、1冊やり込むことで十分合格できる知識を身に付けることができます。
他のテキストも用意すると逆にお金がもったいないです。
テキスト1冊と予想問題集1冊あれば間違いないでしょう。
もちろん、テキストが合わなければ変えて問題ありません。
②仕訳について理解する
次に重要なポイントは「簿記がどんな試験なのか」を理解するところです。
1章をじっくり読んでから目次をザっと読むだけでも簿記がどんな試験なのかが見えてきます。
目安として以下のことを軽く頭に入れましょう。
- 簿記とは?
- 仕訳とは?
- 借方貸方とは?
これらのことは勉強をする内にわかってきますので、こんなもんなんだと自分なりに解釈出来たら次に進んでOKです!
③仕訳の章を1章ずつ進める
簿記3級の試験では大きく「仕訳」「帳簿」「決算」に問題が分かれます。
ですが、どんな問題も仕訳がベースになってきます。
仕訳が理解できないと「帳簿」も「決算」も間違いなく解けません。
仕訳が分からずに進めてしまうとほとんど1からやり直しになってしまうのでしっかりとポイントを抑えましょう。
- 取引と仕訳のつながりを学ぶ
(掛けで売上 ⇒ 「売掛金 / 売上」等)
↓ - 仕訳の問題を解く
↓ - 間違えたところに印をつける
↓ - 解説を読む
↓ - 次の日に間違えたところをやり直し
5.の復習タイミングはおまかせですが、3.の印付けは必須です。
人は翌日には覚えたことの74%を忘れると言われています。
間違えたところだけでいいので翌日または1週間後に復習をすると習得も早くなります。
④帳簿/決算問題を解く
仕訳の理解が進むと帳簿問題と決算問題にチャレンジします、
— 帳簿問題 —
帳簿問題も簿記3級では毎回出題されますのでしっかりマスターしましょう。
帳簿問題の具体的な勉強方法としては、”取引から判断して直接各帳簿に転記する”のではなく”取引から仕訳を書いて、仕訳から各帳簿に転記” を習慣化すると仕訳の復習にも繋がるためおすすめです。
(個人的な意見ですが)帳簿問題は2級でほとんど使わず、出題される帳簿も人によっては一生関わることのないものもあります。本質まで理解せずこういうものだと割り切ってもいいかもしれません。
仕訳に慣れない間は仕訳に変換することおすすめしますが、必須ではありません。
— 決算問題 —
決算問題の出題形式としては複数の決算整理事項を仕訳に変換して、各帳簿に転記します。
帳簿問題と異なる点は「仕訳に変換しないと解けない」点です。与えられた1文に対して、発生する仕訳を求めてから決算帳票に転記することを繰り返すことで力になります。
各勘定科目に対して以下の違いが分かると簿記に慣れていると言えるでしょう。
- BS(貸借対照表)科目:資産、負債
- PL(損益計算書)科目:収益、費用
最初からBSとPL科目の違いを習得する必要はありません。
ちなみに僕は完全に習得したのは簿記2級の勉強をしてからです。笑
⑤アプリorYouTubeで問題を解く
テキスト一つやり切れって言われてもさすがに飽きてくるな
気分転換にアプリやサイト、YouTubeを使った学習もアリ!
私は飽きっぽいので以下三段構えで学習しました。
- テキスト:学習の基本
- アプリ:スキマ時間に活用
- YouTube:わからなかったところの復習
アプリはパブロフ流がおすすめです。
見やすいデザインでスキマ時間の仕訳学習には最適なアプリです。
他にもおすすめ学習方法を紹介します。
⑥テキストの章末問題に挑戦
基礎が固まったと思ったらテキストの章末問題に挑戦していきましょう。
章末問題で間違えた箇所については印をつけておきましょう。章末問題はちょうどいい難易度のため、覚えるのに時間はかかりませんし、抑えておくと本試験でも活きてきます。
章末問題に挑戦することで基礎がどれくらい理解できているかを計ることができます。
「予想問題に挑戦できる!」と判断したら次に進みましょう。
⑦2時間計って予想問題に挑戦
過去問よりも予想問題の方がいい理由
2021年6月より試験方式が変わったため、過去問の必要性がかなり薄れています。
というのも試験時間や出題形式の変更により、本試験では過去問と全く異なる時間配分で解く必要があるからです。
当ブログでは過去問には一切手を付けず、予想問題集を解く方法をおすすめしています。
上記テキストは的中率も高く、解説が一番わかりやすいため繰り返し解くと必ず力になります。
次は予想問題に挑戦です!
試験を想定して1時間きちんと計って臨みましょう!
最低5回分は解いてくださいね!
予想問題は以下の流れで解きます。
- 解答用紙を用意
手持ちの参考書次第ではサイトからダウンロードできます。
ダウンロードはコチラ
↓ - 1時間集中できる状態を作る
↓ - 試験開始
↓ - 答え合わせ・見直し
結果はいかがでしたか?
ちなみに私は初回のテストでは20点くらいでした。。笑
20点でも落ち込む必要はありませんが、見直しからの復習 が大事です。
次に同じような問題が出た時はできるだけ間違えないような意識を持つと点数が徐々に上がってきます。
予想問題は下記のテキストが解説もわかりやすく、テキストともリンクしているのでおすすめです。
筆者おすすめ問題集
予想問題が解き足りない!という方は下記サイトでも予想問題が公開されています。
⑧予想問題に再挑戦
予想問題も1回解くだけで満足していてはいけません。
何度でも挑戦しましょう!
再挑戦も同じ流れで1時間計って解きましょう。
同じ問題を解く意味ってあるの?
同じ過去問や予想問題を何度も解く意味はあります。
なぜなら2回目に解いたからと言って満点を取れるわけではないからです。
満点を取れていない時点でまだわかっていない証拠。
何度も間違える問題があるからこそ苦手分野が分かってきます。
苦手分野の把握と知識の定着の2つの面で同じ問題を何度も解く意味はありますよね。
何回も解くことで点数も上がり、モチベーションアップに繋がります!
⑨気になる問題のやり直し
ここまでくると試験まで残り数日といったところでしょうか。
有意義に過ごすために、テキストを1からおさらいするなんてことはしません。
- 何度も覚えられなかった問題
- まだ理解が不十分な問題
上記を重点的に復習していきましょう。
私は消耗品と消耗品費の違いを理解するのに苦労しました。。
試験まで残り時間が限られているので、いかに不安を解消して試験に臨めるかが重要になってきます。
自身の不安を少しでも解消するべく、復習範囲をピックアップして残り時間を使っていきたいですね。
試験を受ける前の注意事項
最後に試験前に注意することを紹介します。
あれだけ勉強したのにすべて水の泡。。
なんてことを避けるためにもぜひ注意しましょう!
≫ 【簿記学習時と当日の失敗談10選】失敗を潰せば合格したようなもの!
試験開始日時のチェック
まずは試験日時のチェックです。
郵送で送られてくる受験表を見てしっかりスケジュール登録しましょう。
※ネット試験の場合はメールが届くのでチェックしておきましょう。
統一試験の場合、3級は朝の9:00~ or 11:00~ のどちらかになるため前日は夜更ししないようにしましょう!
試験会場のチェック
次に試験会場のチェックです。
近くの商工会議所で試験が開かれると思ったら大間違いです。
しっかり届いた郵送物を見て会場を確認しておきましょう。
当日は人身事故が発生する場合がありますので少し早めについてもいいかもしれません。
持ち物のチェック
最後は持ち物のチェックです。
最低限必要な持ち物は以下の通りです。
- 受験票(ネット試験は不要)
- 身分証明書
- 筆記用具
- 電卓
- 参考書
- 時計
電卓は関数電卓ではなく、普通の電卓を使いましょう。
「電卓は何を選んだらいいの?」という方はTSさんの以下記事が非常におすすめなのでチェックしてみてください。
合格したらすべきこと
ふぅ~!簿記3級合格した~!
これで遊び放題だ~!
と安心していてはいけないと個人的には思っています。
もちろん目的によると思いますが。
先日私は下記のツイートを投稿しました。
簿記3級はお金の知識を得るための基礎教養。
— ししとう@簿記×倹約×ライティング (@shishito9) August 14, 2021
簿記2級はお金を稼ぐ武器になる。
もちろん使い方次第だけれどそれだけ優良な資格。
簿記はあくまで基礎教養だと思っています。
簿記3級で経理の基礎知識を習得したことで
- さらなる高みへ簿記2級を目指す
- PASS(経理事務パスポート検定)にチャレンジしてみる
など方向性は様々ですが、新たなチャレンジができる環境が整ったということになります。
私は簿記2級へ挑戦しました!
ぜひ他の資格にもチャレンジしてみてください!
ちなみに簿記2級はスクールに通って取得する方が効率がいいです。
今ならクレアールがキャンペーンで安くなっているのでぜひチェックしてみてください!
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【簿記3級】知識ゼロから独学で一発合格した勉強方法11の手順|まとめ
簿記を独学で勉強する手順は以下の通りです。
- 参考書を購入
- 仕訳について理解する
- 仕訳の章を1章ずつ進めていく
- 帳簿/決算問題を解く
- アプリorYouTubeで問題を解く
- 章末問題にチャレンジ
- 想問題に挑戦
- 再度予想問題にチャレンジ
- 気になる問題をチェック
簿記が分かると自分の視界が広がるだけでなく、仕事も広がります。
ぜひ合格を目指して頑張ってください!
この記事が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。